◆米女子プロゴルフツアー 起亜クラシック第1日(22日・米カリフォルニア州アビアラGC=パー72)
上原彩子(34)=モスバーガー=は1イーグル、1バーディー、2ボギーの1アンダー、71で回って39位となった。畑岡奈紗(19)=森ビル=はイーブンパー、72の59位で、野村敏京(25)=Qセルズ=は5オーバー、77と崩れて131位と出遅れた。66をマークした朴喜暎(韓国)、ジャッキー・ストールティング(米国)、カロリン・ヘドウォール(スウェーデン)の3人が首位に並んだ。
午後スタートの上原は日没が迫る終盤の8番(パー5)、残り191ヤードの第2打をピンそば1・2メートルにつけた。イーグルパットを沈めて1アンダーとし「あれは大きかった。アンダーにできて良かった」と満面の笑みを見せた。ショットがさえた一方、グリーン上で苦戦し「ラインが1本違っていた。チャンスはたくさんあったのにもったいない」と悔しがる。「2日目は朝(午前スタート組)のプレーだからグリーンがきれい。楽しみ」と前向きだった。
一方、畑岡は2連続バーディーで好発進したが、イーブンパーで終わったラウンドを「すごく悔しい」と残念がった。早朝からショットがさえ、前半の10番(パー5)は1メートル半、181ヤードの11番(パー3)は5アイアンで30センチにつけて伸ばした。中盤からは雨が降り「グリーンが重くなって難しかった」。後半の8番(パー5)では残り214ヤードの第2打でグリーンを狙ったが「右にふかしてしまった」と手前の池に入れてボギー。今大会の成績次第で次週のメジャー、ANAインスピレーション(29日開幕・ミッションヒルズCC)の出場権がかかっており「2日目はもっとピンをデッドに狙っていく」と追い上げを期した。