◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第1日(20日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6376ヤード、パー71)
勝みなみ、成田美寿々、永峰咲希が6アンダーの好スコアで首位に並んだ。15歳のアマ時代、14年バンテリンレディスを制した勝はツアー2勝目とプロ初Vに向けて「今日のゴルフができれば優勝できると思います」と力強く優勝を“宣言”した。1打差4位に青木瀬令奈。さらに1打差の5位に上田桃子らが続く。
ツアー初出場の幡野夏生は17番パー3でホールインワンを達成。13年今大会の下川めぐみと並びツアー史上最高額となる800万円の特別賞金の権利を獲得した。「ギャラリーが『入れ、入れ、入った~!』と叫んでいて、壮大なドッキリカメラと思った。ギャラリーはほとんどが身内でしたけど」と満面の笑みで話した。残り2日間で同じ17番で他の選手が達成すれば均等割り。「性格が悪いですけど(達成者は)出ないでほしい」と笑顔で話した。1960年に法政二高の主将として夏の甲子園を制し、その後、阪神入りした和男さんを祖父に持つ20歳は終盤に抜群の集中力を発揮し、難関の最終18番でもバーディー奪取。首位と4打差14位の好位置につけた。
一方、三浦桃香は6番パー3の第1打をグリーン左に大きく外し、男性ギャラリーのバックのポケットに直接、放り込む“ポケットインワン”の珍プレー。幸い大事には至らず、三浦は「誰かに当たってしまったと思って、駆けていったら、バッグの中に…。ケガがなくて良かった。びっくりしました。もちろん、こんなことは初めてです」とホッとした表情で話した。バーディーを2つ先行させながら、6番をボギーとした三浦は、その後、スコアを落とし、1オーバーの51位で初日を終えた。