藤田光里、手術した左ひじは「良くなっています」トークショーで現状報告


契約するキャロウェイのボールの販売イベントに参加した女子プロゴルフの藤田光里

契約するキャロウェイのボールの販売イベントに参加した女子プロゴルフの藤田光里

 国内女子プロゴルフツアー1勝の藤田光里(23)=レオパレスリゾートグアム=が18日、都内3か所で用具契約するキャロウェイゴルフの店頭イベントに出席。30分間ずつ大勢のファンの前でのトークショーで自身の現状を報告しつつ、使用球「クロムソフト」をPRした。

 今年1月に左ひじを手術し、その約2週間後にゴルフを再開した。「このボールは違いがすぐにわかった。打感が柔らかい印象でした。『肘への影響も考えて、変えてみよう』と思えた。出会えて良かったです」と、今季投入した新ボールとマイクを手に店頭でほほ笑んだ。

 手術後「ドライバーショットの飛距離が落ちた」という。ところが、クロムソフトに変えたら「ドライバーの打ち出し角が上がったし、まさかのアイアンの飛距離まで伸びましたね」と笑った。レギュラーツアーのパー3ホールでは「(ティーショットで使うアイアンが)1番手、2番手くらい他の選手と違う」と、驚きの飛び性能を実体験に基づいて明かした。

 このオフは左ひじ手術もあり、調整やラウンド不足の影響もあって今季前半戦は苦戦中だ。「手術跡はだいぶきれいになってきました。まだ半年経っていないのでラウンド後はアイシングして、朝は肘を温めてからプレーするようにしています」。

 左肘痛を抱えたままプレーを続けた昨季は「練習では1日30球くらいしか打てなかった」という。「手術直後はこれからどうなっちゃうんだろう」と不安が募った。それでも「今は痛みはないですし、練習量も多くできるようになってきました。今年は練習でできたことをコース内でやっていこう、と前向きに考えられるようになってきました。次はこうしたい、と思えるようになってきましたね」と明るい笑顔で現在地を説明した。

 4月末、今季レギュラーツアー5戦目で(1月の)左ひじ手術後初となる予選通過を果たして57位となった。「結果は出ていないですが、手術前よりも肘の状態は良くなっています。フォロースルーで肘を高くできるようになって、弾道も上がってきました。やっとバーディーを重ねていけるようになってきました」と前向きに現状を報告した。次戦は、リゾートトラストレディス(25~27日、兵庫・関西GC)に出場する予定。

 北海道出身の美人プロは「これだけ沢山の方々に来て頂けて、一緒に写真を撮ったりできて良かったです」と束の間のファンとの交流に刺激を受けて様子だった。19日は、大阪府のつるやゴルフ本店、ヤトゴルフ梅田店、ゴルフギアサージ千里箕面店、江坂ゴルフセンターの4店舗で同様のイベントを行う。

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