1月に国内男子ゴルフツアー史上最年少の選手会長に就任した石川遼(26)=カシオ=が、7、8月の空き週にツアー開催のない地方のオープン大会やプロアマ戦に参戦することが30日、分かった。抜群の人気を誇る選手会長は積極的にツアーのない都道府県行脚を行い、来年以降のツアー増に向けた布石を打っていく。
関係者によれば、石川は北陸オープン(20、21日、富山・呉羽CC日本海C)、杜の都仙台チャリティプロアマ(29~31日、宮城・杜の都GC)、岩手県オープン(8月10、11日、岩手・南部富士CC)への出場を予定している。4月のツアー国内開幕戦前には2日間競技の千葉オープン、岐阜オープンと地区大会に連戦で出場して2連勝。同様に実戦感覚を磨く狙いもあるが、選手会長の主眼は別にあるという。
先週、ツアーのダンロップ・スリクソン福島オープンに初出場。連日多くのギャラリーが石川組について歩いた。同大会は地区オープンから14年にツアー競技へ昇格した大会。石川は大会後、「できればこういう大会を全国でやりたい。やっとこの大会が来たか、と地元の人に思ってもらえる大会を増やしたいですね」と話していた。地方のファンにとっては夏休みに、石川のプレーを間近で見る絶好の機会となりそうだ。