◆米男子プロゴルフツアー プレーオフ最終戦 ツアー選手権最終日(23日・イーストレイクGC)
16位で出た松山英樹(26)=LEXUS=が好ショットを連発して6バーディー、1ボギーのベストスコア65をマーク。通算6アンダーで今季自己最高タイの4位に入った。手首の故障で1か月半の離脱もあり未勝利ながら年間総合13位。憧れのウッズの5季ぶりの復活Vに刺激を受け、10月開幕の新シーズンでツアー通算6勝目を目指す。同じく4位となったジャスティン・ローズ(38)=英国=が初の年間総合優勝を果たし、1000万ドル(約11億2000万円)のビッグボーナスを手にした。
“サンデー・ヒデキ”が猛チャージでシーズンを締めくくった。松山は得意の最終日にショットがさえて65と追い上げ、今季4度目のトップ10入り。「このコースで5アンダーはうれしい」と笑みを浮かべた。
3番で1メートルにつけてバーディー先行で勢いに乗った。今季自己最高に並ぶ4位で、プレーオフ(PO)シリーズ前76位だったポイントランクは13位まで上昇。2月に手首を痛めて約1か月半離脱も、世界に4人のみの5年連続PO最終戦進出を果たした。それでも「寂しい」と未勝利のシーズンを厳しく評価した。
10月に新シーズンが開幕する。幼少時から憧れるウッズが復活V。今年は全英オープンなど3大会で同組対決を演じ「ティーショットが真っすぐいけば勝てないなぁ、という感じです」などと脱帽していた。日本男子初のメジャー制覇を狙う松山にとって来季は強敵となりそうだ。とはいえ大きな刺激を胸に、同11日に始まるCIMBクラシック(クアラルンプール)から3戦連続で出場し、17年8月以来の6勝目を目指す。