来秋は元世界ランク1位のアダム・スコットのプレーを日本の2試合で見られる


6オーバーで大会を終えたA・スコットはギャラリーの拍手に帽子をとって応える

6オーバーで大会を終えたA・スコットはギャラリーの拍手に帽子をとって応える

 ◆男子プロゴルフツアー国内メジャー第3戦日本オープン<最終日> 14日午前7時15分スタート、神奈川・横浜CC=7257ヤード、パー71、賞金総額2億円(優勝4000万円)、雨のち曇り、弱風

 2年ぶり4度目の参戦となった、13年マスターズ王者アダム・スコット(38)=オーストラリア=は52位で出て2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算6オーバーの50位で終えた。

 元世界ランク1位は体調不良の中でのプレー。初日は67の11位と好発進したが75、74、74と失速した。「最後の3日間の内容にはガッカリしているし、少し驚いている。のどと体が痛い。夜になったら熱が出るかもね」と肩を落とした。

 この日は長尺と短尺の2本のパターを使い分けた。今後は米ツアーのCJカップ(18日開幕、韓国・済州島)、世界選手権シリーズのHSBCチャンピオンズ(25日開幕、中国・上海)に出場予定だ。「短いパターで練習することが、長尺パターに良い影響を与えてくれるので」と今後も異例の“パター二刀流”の継続を宣言した。

 ゴルフ界屈指のイケメンは「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングとスポンサー契約。CMなどで日本のファンにもなじみが深く、プレーともどもウェアにも注目を集めた。連日、ユニクロのウェアに身を包み、大勢のギャラリーを引き連れた。「日本での1週間は皆さんのあたたかい応援のおかげで楽しむことができたので、プレーで興奮させることができなくて残念」と申し訳なさそうな表情を浮かべた。

 来年の日本オープンへの出場については「来年も招待してもらえるなら、もちろん帰ってきて、ぜひ優勝したい」と約束した。さらに来年10月には、ZOZOが冠スポンサーとなっての米ツアー新規大会の日本初開催が内定している。「米ツアーが日本で開催されれば素晴らしいことだと思う。昔からゴルフが強い国だし、開催するにふさわしい国。米ツアーの選手たちも熱狂的な日本のファンの前でプレーするのを楽しむだろうし、自分も日本で2試合(日本オープンを含めて)プレーするかもしれないね」と笑顔で話した。

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