ささきとキャディーの沼田さん
◆女子プロゴルフツアー 樋口久子三菱電機レディス最終日（２８日、埼玉・武蔵丘ＧＣ＝６５８５ヤード、パー７２）
２打差の２位から出たささきしょうこ（２２）＝日本触媒＝が５バーディー、１ボギーの６８で回り、通算１２アンダーで逆転優勝した。３週前のスタンレーレディスに続く、通算３勝目を飾った。
今回バッグを担いだ沼田祐貴さん（２６）は、ささきが以前契約していたクラブメーカーの元社員で、昨年５月から１年以上ともに戦った元エースキャディーだ。９月にコンビを解消していたが沼田さんの地元がコース近くの埼玉・新座市ということもあり、スポット参戦が実現した。スタンレーレディスはコンビ解消の直後で別のキャディーだったこともあり、「この前は少し複雑な思いもありましたが、良かったですね。うれしいです」と沼田さん。
昨夏から自律神経失調症に悩まされているささきは前回優勝時に、症状を公表した。９月にキャディーと離れた理由を「（私に）甘えがあった。（病気のことを含め）助けを求めている自分がいた」と語り、「解消して自分を見つめ直す期間があり、今年の２勝目につながった」と喜びをかみ締めた。