自己最高の３位に入った小滝
◆女子プロゴルフツアー 樋口久子三菱電機レディス最終日（２８日、埼玉・武蔵丘ＧＣ＝６５８５ヤード、パー７２）
本格参戦１年目の小滝水音（みお、２０）＝静ヒルズＣＣ＝が４バーディー、１ボギー、６９で通算８アンダーとして自己最高の３位に滑り込んだ。２週後の伊藤園レディスの本戦出場権を獲得した。
小滝は最終１８番で３パットのボギーを喫し、悔しそうな表情を浮かべたが、「それまでは上出来なくらいパットが決まっていた」とラウンド全体に合格点を与えた。
昨年末のツアー出場権を懸けた予選会で失敗し、ＱＴランク１９４位だったが、主催者推薦選考会を突破してプロとしてのツアーデビュー戦となった６月の宮里藍サントリーレディスで１６位と健闘した。６月末の第１回リランキングで５３位、９月第４週の第２回リランキングで４３位となり、今回が１９試合目の出場だった。
現在賞金ランク７６位のため、次週は来年のツアー出場権を争う２次予選会に参戦する。畑岡奈紗、勝みなみ、新垣比菜ら逸材がそろう黄金世代の一員は「同学年の活躍は刺激になります。来週の予選会も頑張ります」と力を込めた。
◆小滝 水音（こたき・みお）１９９８年７月７日、茨城・ひたちなか市生まれ。２０歳。父の影響で７歳からゴルフを始め２０１１、１３年報知ジュニア優勝。中学３年時には陸上の砲丸投げでひたちなか市大会８位。男子ツアー４８勝の中嶋常幸主宰の「トミーアカデミー」１期生。明秀学園日立高では１６年の国体団体優勝。趣味はピアノと神社巡り。１６７センチ、６５キロ。家族は両親、弟。