◆米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック(2日開幕、滋賀・瀬田GC北C=6659ヤード、パー72)
鈴木愛(24)=セールスフォース=は1日の練習後、「この大会は毎年トップ10のうち、日本の選手は3人くらいしかいない。トップ10は絶対に外せない。必ず優勝争いしたい」と、日本のエースとして「打倒・外国勢」を誓った。
昨年大会は2連覇したフォン・シャンシャン(中国)に2打及ばず、2位となったが、終盤戦の猛チャージで初の賞金女王獲得につなげた。今季は賞金ランク3位で、首位のアン・ソンジュ(韓国)とは約3820万円差。優勝賞金は22万5000ドル(2475万円)と高額で、何としても差を詰めておきたいところ。「グリーンは傾斜が強い」と警戒しながら「毎日5アンダーくらいは目指したい。流れを大事にして、バーディーを取れるように。パー5の短いところで伸ばしていきたい」とプランを描いた。
日本勢の優勝は2011年の上田桃子までさかのぼる。世界ランク1位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)ら、同トップ10中7人が出場するハイレベルな一戦を前に、日本のパットの女王は「勉強するという意味もあるので、いつもの選手たちと回るよりも新しい気持ちで回れる」と強調した。