◆男子プロゴルフシニアツアー 富士フイルム選手権 第1日(1日、茨城・江戸崎CC=6991ヤード、パー71)
今季初勝利を狙う久保勝美(56)=高根CC=が6バーディー、1ボギーの66で回り、首位へ1打差の2位タイと好スタートを切った。
530ヤード、パー5の18番でバーディーを決めた久保は、思わずこぶしを握った。「21パットは生涯、初めてかもしれない」と驚くほどパットがさえた。この日のグリーンの状態が固く、速いとみるや、ピンを狙わずに手前を狙って攻略。「迷ったら手前、という感じ。新人のキャディーさんもよくラインを読んでくれて、狙ったところに打てていました」と満足していた。
同組で回った中嶋常幸(64)=静ヒルズ=、米山剛(53)=ヨネックス=との会話でプレーにもリズムがついたようで「テレビで見ていた中嶋さんが声をかけてくれて、和やかな雰囲気で回れました。ヨネ(米山)もいつもやっている仲間ですからね。あこがれの人と同じステージでプレーできて、シニアに出てよかったなあと思います」と笑顔をみせた。
今季は3度のタイも含めて2位が4度と、あと1歩のところで優勝を逃してきた。「たまたまは3日続かない。上位にいるので楽しみたいですね」とリラックスしていた。