松山英樹が公式会見で、大会最多に並ぶ3度目の優勝への挑戦を宣言!


予選ラウンドで同組となる宮里優作(左後方)らと練習ラウンドし、9番第2打を放つ松山英樹

予選ラウンドで同組となる宮里優作(左後方)らと練習ラウンドし、9番第2打を放つ松山英樹

 ◇男子プロゴルフツアー三井住友VISA太平洋マスターズ<練習日> 6日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70

 米ツアーを主戦場とし、約1年ぶりの日本ツアー参戦となる松山英樹(26)=LEXUS=は午前9時から、断続的に降る雨の中で1番から9ホールの練習ラウンド。東北福祉大の先輩で昨季の賞金王・宮里優作(38)、大学の後輩で今季下部のAbema TVツアー賞金王・佐藤太平(25)=クリヤマ=、額賀辰徳(34)=フリー=と4人で回った。時折、自らのスイング動画を撮って体の動きを確認したり、佐藤にアプローチを伝授する場面も見られた。この日は予選ラウンド2日間の組み合わせも発表され、松山は宮里、大学の後輩のアマチュア・金谷拓実(20)=東北福祉大2年=と同組となった。

 その後開かれた公式会見では約50人の報道陣を前に、威風堂々と質問を受け止めた。自身初めて監修し、今年改修されたコースについては「話し合いの場を設けて頂いて、僕の思った所は話させて頂いた。どう感じるかは試合をやってみないとわからないので、楽しみです」と話した。ラウンドした印象では「パー5がパー4になっているホール(6番、11番)があるので、それは印象に残る」と指摘した。

 16年大会は、通算23アンダーで2位に7打差をつける圧勝だった。「パー72とパー70ではだいぶ差がある。伸びなくなるとしんどい戦いになるので、一つの目安は15アンダーくらいかなと。そこを目指して」と今大会の目標スコアも披露した。

 昨年11月のダンロップ・フェニックス以来の日本ツアー出場だ。「(国内ツアーは)年間2試合が自分の中では精いっぱいなので、その中で応援してくれる人たちがいるのであれば応えたいと思いますし、良いプレーを見せてもっと応援されるようなプレーヤーになりたい。年間数試合しかないので、頑張れたらなと思います。一番分かりやすいのは、優勝したら結果で応えるということ。それを目指して頑張るだけ」などと言葉に力を込めた。決して絶好調ではないが11、16年に続く大会最多に並ぶ3勝目で、日本のファンを喜ばせる覚悟を口にした。

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