◆プロゴルフ男子、シニア、女子対抗戦 日立3ツアーズ選手権(9日、千葉・グリッサンドGC)
シニアが合計10ポイント(P)で6年ぶり3度目の優勝を果たした。各ペアの良い方のスコアを採用するベストボールで争われた第1ステージ(S)で首位に立つと、1つのボールを交互に打つオルタネート方式の第2Sも6Pを加算して2位の女子に0・5P差で制した。3年連続シニア賞金王のプラヤド・マークセン(52)=タイ=が初のMVPを獲得。男子の賞金王・今平周吾(26)=フリー=は、13日開幕のインドネシア・マスターズへの意気込みを語った。
賞金王となっての“初戦”は、ほろ苦いものとなった。今平は石川とペアを組んだがショット、パットともに精彩を欠いてマークセン組に2敗。「ちょっと僕が調子が悪かったですね」と、悔しがった。2日に日本シリーズJTカップを終え、その後風邪をひいた。「体調を崩してクラブも握ってなくて、ゴルフもしていなかった」と、鼻声で明かした。
次週は、アジアンツアーのインドネシア・マスターズ(ロイヤルジャカルタGC)に出場する。10日朝に現地へ出発予定。現在世界ランク55位で、12月末時点に50位以内での来年4月の海外メジャー、マスターズ初切符獲得を目指す。
昨年、インドネシアの同大会に出場した秋吉翔太(28)から、コースについて情報収集。「グリーンの起伏に気をつければそんなに難しくはない、と聞きました。3位以内に入らないといけないと思うので。そこを目指してやるだけ」と今平。まずは体調を整え、夢切符に挑む。(榎本 友一)