男子プロゴルフで日本ツアー10勝&米ツアー3勝の丸山茂樹(49)=セガサミーホールディングス=が16日、東京・中央区の「PGMゴルフアカデミー銀座」で自身が代表を務める一般財団法人「丸山茂樹ジュニアファンデーション」のクリスマス・イベントを開催した。
小学1~4年までの男女ゴルフ初心者24人が参加し、約2時間にわたって室内でシミュレーションゴルフを楽しんだ。内藤雄士コーチ(49)と、丸山に師事する女子ツアー3勝の渡辺彩香(25)=大東建託=、10月の日本オープンで初優勝を飾った稲森佑貴(24)=フリー=も参加。小学生との対戦などで盛り上がった。
ツアー3勝で日本女子屈指の飛ばし屋の渡辺は、今季はショットに苦しんで賞金ランク55位だった。「来年は、悪い時も支えて応援して下さったファンやスポンサーの人達を笑顔にできるような1年にできたら」と雪辱を誓った。
初参加した稲森は「シミュレーションゴルフは初めてで。なかなか難しかったけど、子供達と楽しく一緒にゴルフができてうれしく思います」とあいさつ。
イベント後、大勢の報道陣に囲まれた丸山は「こういう場を提供して下さったPGMさんに感謝しています。去年までのスナッグゴルフよりも、シミュレーションゴルフで臨場感が味わえて、子供たちも楽しかったと思います」とこの日の感想を口にした。
来年9月には50歳を迎え、日米のシニアツアーへの選手登録したことを明かした。「出る、出ないは50歳になった時に考えたい。(米国の)チャンピオンズツアーは来年は6試合出られるみたいなので」と説明した。左手親指痛を抱え、17年からベースボールグリップに変更し、シニア参戦を目指して練習を積んできた。来年1月からは米国に戻り、自宅を構えるロサンゼルスでトレーニングと練習を定期的に積む「ゴルフ中心の生活」を再開するという。