石川遼、腰痛で出遅れ11オーバーの107位「腰が抜けた感じ」


ティーショットを放った後に腰に手を当て顔をしかめる石川遼(カメラ・石田 順平)

ティーショットを放った後に腰に手を当て顔をしかめる石川遼(カメラ・石田 順平)

 ◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ第1日(2日、愛知・名古屋GC和合C、賞金総額1億2000万円、優勝2400万円、観衆6877)

 通算11勝の宮本勝昌(46)=ハートンホテル=が5バーディー、1ボギーの4アンダー、66をマーク。貞方章男(40)=アイダ設計=、ピーター・カーミス(37)=ギリシャ=と並び、ツアー「令和初日」に首位発進を決めた。石川遼選手会長(27)=カシオ=は、腰痛の影響もあり11オーバーの107位と出遅れた。

 石川の令和初戦&自身今季ツアー初戦は苦いものとなった。10年大会王者は1番でバーディー発進も、8番の第1打でアクシデントに見舞われた。3ウッドで「右からフック目に打った」瞬間に「腰が抜けた感じがした。痛みが出て、足が動かなくなりました」。それでも、前年比約2300人増の大観衆を前にストレッチをしながら懸命にプレーを続行した。

 10年大会最終日に世界最少スコア58をマークした舞台で、不名誉な記録も作った。11番パー4で第2打をグリーン左奥のバンカーへ。「下も緩くて体勢的に一番怖かった。3回続けて、思ったよりもクラブが手前に入りました」。3打続けてバンカーから出ず、6オン2パットの8。“令和初のクアドラプルボギー”となった。08年のプロ転向後、一度も棄権はない。誰よりもファン思いで責任感の強い選手会長は「明日までに良くなれば」と出場意思を口にして会場を後にした。

最新のカテゴリー記事