畑岡奈紗、耐えて53位予選突破「ほっとした。このイーブンは60台の価値」


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権第2日(21日、米ミネソタ州ヘーゼルティンナショナルGC)

 72で回った畑岡奈紗(20)=森ビル=は、通算4オーバー53位で予選を通過した。74だった横峯さくら(33)=エプソン=は5オーバー66位で決勝ラウンドへ。上原彩子(35)=モスバーガー=は8オーバー、山口すず夏(18)=環境ステーション=は11オーバーでともに予選落ち。ハンナ・グリーン(オーストラリア)が7アンダーで初日からの首位をキープした。

 難しい条件の中で耐え抜いた。畑岡は18番をパーで終えると、ようやく笑みを浮かべた。強風の中、スコアを維持して予選通過圏内へ。「ほっとした。このイーブンは60台の価値がある」と胸を張った。

 パー5の7番で奪ったのが唯一のバーディー。後半はショットが乱れ、際どいパーセーブの連続だった。12番ではグリーン左手前のバンカーから乗せられなかったが「狙っていくしかない」と打った10ヤードのチップショットを沈めた。14番は左の林からフックをかけ、残り109ヤードの2打目でグリーンを捉えた。グリーンを外した16番も難しい局面から1メートル強につけ、パーパットを沈めるとガッツポーズを繰り出した。

 首位とは11打の大差がついた。昨年大会も第3R終了時で9打差あったが、最終日に64の猛追でプレーオフの末に2位。「ショットの感触が戻った。頑張りたい」と力を込めた。

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