男子シニアツアーのファンケルクラシック(8月23~25日、静岡・裾野CC)の開催会見が9日、東京・港区芝公園の東京プリンスホテルで行われ、日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(63)、レギュラーツアー48勝&シニアツアー5勝の中嶋常幸(64)、今季からシニアツアーに参戦している深堀圭一郎(50)らが今大会にかける意気込みを明かした。
賞金総額7200万円、優勝賞金1500万円の高額トーナメント。これまで18回中11回の優勝者が、そのシーズンのシニア賞金王に輝いている夏のビッグイベントだ。「ファンケルクラシックを勝つと賞金王に近づく、と聞いているので、頑張ります」と“新人“の深堀はフレッシュに話した。
昨年大会は、巨人の原辰徳監督(60)が初参戦。3ラウンドで通算20オーバー、73位の成績をはるかに上回る存在感を発揮した。名門コースの相模原GC、戸塚CCのクラブ選手権で優勝した経験を持つ原監督は通算382本塁打を放った豪打とスター性でギャラリーを魅了した。ゴルフ場内では巨人のユニホームを着たファンが多く登場。裾野CC周辺では3日連続で「原辰徳渋滞」が発生するほど盛り上がった。3日間の累計観客数は2万5214人。2012年のファンケルクラシックがマークした日本シニアツアー記録(2万3802人)を1412人上回り、新記録となった。今年も昨年のような熱戦が期待される。
大会会長でもあるファンケルの池森賢二代表取締役会長執行役員ファウンダーは「来年の20回大会に向けて、ギャラリーが望むことをどんどんやっていきたい」とさらなる発展を誓った。