ニッポンハムレディス第1Rは記録的な幕開け。河本結、脇元華、山戸未夢がホールインワンを達成」


10番ティーショットを放つ河本結

10番ティーショットを放つ河本結

 ◇女子プロゴルフツアーニッポンハムレディス第1日(11日、北海道・桂GC=6602ヤード、パー72)

 風の吹いた初夏の北海道で、ツアー最多タイの記録が生まれた。3つのホールインワンが達成され、4年ぶり6度目となる「同一大会同一日最多ホールインワン記録」に並んだ。

 まずはツアー1勝の河本結(20)=フリー=だ。172ヤードの11番パー3で、6アイアンを握った。「右からのアゲインストで、少し大きなクラブを持って、フェードで風と軽くけんかさせてちょうどくらいかなと思って打ったら、本当にピンとちょうどでダイレクトで入りました。ダンクホールインワンは初めてですね。カップが壊れてLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の方に直してもらいました」と苦笑いで振り返った。5月のパナソニックオープン最終日17番以来2度目のエース。「ショットの完成度としては120点」とうなずいた。

 大会主催の日本ハムから特別賞として、商品券10万円分と同社の人気製品本格的あらびきウィンナー「シャウエッセン」を大量に贈呈された。「日体大ゴルフ部の皆で、ソーセージパーティーをします」と日体大3年生は笑った。

 続いて、174センチと長身の脇元華(21)=フリー=が、161ヤードの16番パー3で6アイアンを振り抜き「プロになって初めて」のホールインワン。16番には、決勝ラウンドを対象に300万円のホールインワン賞がかかっている。「ここ、ホールインワン賞かかっていたよなって、看板見て、よっしゃ300万円と喜んでいたら、決勝ラウンドだけで。嘘でしょ~って(笑い)」と苦笑いで振り返った。

 地元・北海道札幌市出身の山戸未夢(みゆ、24)=三印三浦水産=も、16番パー3で6アイアンでエースを決めた。自身7度目で、試合では17年8月のニトリレディス第1ラウンド以来2度目。「2バウンド目が入りました。見えました」と笑った。特別賞については「私、シャウエッセン大好きなのですごくうれしいです」と声を弾ませた。「明日、もう1回やっちゃうかな。明日もシャウエッセンを」と、ツアー史上2人目となる一大会2エース達成に向けて意気込んだ。

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