小祝さくら、お祝いLINE300通にすべて返信 今週も優勝狙う


小祝さくら

小祝さくら

 女子プロゴルフのセンチュリー21レディスは26日から3日間、埼玉・石坂GC(6470ヤード、パー72)で行われる。先週のサマンサタバサレディースでツアー初優勝を飾った小祝さくら(21)=ニトリ=は25日、後半9ホールの練習ラウンドを行い、調整した。1998年度生まれの「黄金世代」では8人目の優勝者となった北海道出身の美人プロのもとには多くのお祝いLINEやメールが届いたという。「300件以上、いただきました。数えていませんけど。返事は大体、その日に終わりました」。常に“ほんわかムード”でマイペースの小祝はサラリと話した。

 この日の最高気温は32度を突破。午前7時40分に10番からスタートした小祝は9ホールだけで練習ラウンドを終了し、体調を整えた。「まだ、涼しい時間に回れたので(暑さは)そんなにきついとかないです」と涼しい表情で話した。待望の初優勝を果たしたが、あくまでマイペース。「変わったこととかないですね」と笑顔で話した。

 道産子美人プロは苦労人でもある。中学卒業後、女手ひとつで育ててくれた母・ひとみさん(39)を助けるため、通信制の飛鳥未来高に進学し、ゴルフ場でアルバイトをしながら腕を磨いた。母に毎月3万円を渡し、残りはすべて貯金した。「お金がないから一発でプロテストに受かって」という母の願い通りに17年の初挑戦でギリギリ合格し、プロゴルファーとして歩み始めた。初のツアー本格参戦となった昨季は優勝こそなかったが、4度も2位となり、賞金ランク8位に躍進した。今後、初優勝をきっかけにさらに飛躍が期待される。

 「今週も『優勝する』という強い気持ちを持たないとダメだと思うので『優勝したい』と強く思いながらプレーしていきたいと思います」。“ほんわかムード”のまま、2週連続優勝に意欲を示した。

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