美人プロ三浦桃香が暫定17位 10戦ぶりの予選通過の大チャンス


18番ティーショットを放ちボールの行方を追う三浦桃香

18番ティーショットを放ちボールの行方を追う三浦桃香

 ◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 第2日(2日、山梨・鳴沢GC=6605ヤード、パー72)

 雷雨のため消化できなかった第1ラウンド(R)の残りが終了し、第2Rが始まったが、午後2時53分に雷雲接近のため、中断された。午後5時4分に再開した後、わずか20分で再び中断し、そのまま、この日の競技は終了。第1日に続き、選手にとって長い一日となった。

 第1Rで38位だった美人プロ三浦桃香(20)=アウトソーシング=は第2Rの11ホールまで消化し、4バーディー、1ボギーと3つスコアを伸ばし、通算3アンダーの暫定17位として、10戦ぶりの予選通過に向けて絶好のチャンスをつかんでいる。49位となった5月のワールドレディスサロンパスカップを最後にツアー9試合連続で予選落ちを喫していたが、久々に存在感を発揮。好プレーを続けている中で“水入り”となり、残り7ホールが注目される。

 1998年度生まれの「黄金世代」の中で、三浦はライバルたちに大きく差をつけられている。シード選手以外の優先出場権を争う予選会で6位となり、今季の前半戦はほぼフル出場できる絶好の位置で迎えたが、優先出場権を見直す6月末まで17戦で14回も予選落ちを喫し、ツアー出場は主催者推薦だけに限られる状況まで落ち込んだ。

 勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜、大里桃子に続き、今季、河本結、渋野日向子、原英莉花、小祝さくらと「黄金世代」の同学年の選手が優勝を果たした。特に渋野日向子はメジャーのワールドレディスサロンパスカップでツアー初優勝を飾ると、資生堂アネッサレディスで2勝目。さらに世界メジャー初戦の全英女子オープンでも2位と好発進した。

 三浦は予選会を突破してツアーに参戦しているが、実は、まだ、プロテストに合格していない。苦戦が続く中、富士山の麓で挽回への第一歩を記したいところだ。

 12ホールを消化して通算10アンダーまで伸ばしている浜田茉優(23)=伊藤園=が首位。2024年に刷新される1万円札の肖像となる渋沢栄一と縁戚関係にあるアマチュアの渋沢莉絵留(18)が16ホールまで消化し、2打差の暫定2位と健闘している。

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