「神」三浦 「本当にシンデレラ」河本 全英首位の渋野を“黄金世代”が絶賛


 ◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日(4日、山梨・鳴沢GC=6605ヤード、パー72)

 全英女子オープンで堂々の首位に立つ渋野日向子(20)=RSK山陽放送=を、今大会に出場中の「黄金世代」のライバルたちからも続々と驚きと絶賛の声が上がった。

 10試合ぶりに予選を通過し、ホールアウト時点で今季自己最高となる23位となった三浦桃香(20)=アウトソーシング=は「すごいですよね。神的存在。パットがうまいし、特にショットが振り切れていることが素晴らしい。私もコツコツ頑張ります」と話した。

 今年3月のアクサレディスで初優勝した河本結(21)=リコー=は、渋野が現地で「スマイルシンデレラ」と呼ばれていることについて「本当にシンデレラだと思う。やはり、笑顔は大事だと思う」と笑顔で話した。その上で「日向子ちゃんができるなら、私たちもできると思いたい」と意欲を示した。

 渋野の親友で、昨年8月のCATレディースで初優勝した大里桃子(20)=伊藤園=は「朝、早いのでテレビは見ていません。今朝、成績をチェックしたら『えっ!?』という感じ。笑いが出ました。後半30ですか。キモいですね」と親友らしく屈託なく笑った。

 1998年度生まれの選手では、勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜、大里桃子、河本結、渋野日向子、原英莉花、小祝さくらと総勢8人がツアー優勝を経験しており「黄金世代」と呼ばれている。逸材がそろう中でも、1977年全米女子プロ選手権優勝の樋口久子以来、日本勢2人目のレギュラー海外メジャー制覇に王手をかけた渋野は、別次元の世界に踏み込もうとしている。

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