渋野日向子、チョコっとどころかお菓子10年分ゲットだ V副賞「もう最高ですよね」


撮影用にカメラマンが用意したカニのかぶり物とメロン熊の人形を身に着ける渋野

撮影用にカメラマンが用意したカニのかぶり物とメロン熊の人形を身に着ける渋野

 前週のAIG全英女子オープンで42年ぶり2人目のメジャー優勝を成し遂げた渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が7日、凱旋試合となる日本ツアー、北海道meijiカップ(9~11日・札幌国際CC島松C)の優勝副賞として贈られる大好物のお菓子10年分に照準を定めた。“スマイリング・シンデレラ”は新千歳空港でファンら約200人の歓迎を受け現地入り。フジテレビは10日の第2ラウンドの緊急生中継を決定するなど、フィーバーは新章へと突入した。

 シンデレラ狂騒曲が北の大地に上陸した。渋野は午後1時過ぎに北海道入り。新千歳空港内で道産子ファンら200人の熱烈歓迎を受け、3時半過ぎに会場へ。居合わせた関係者から次々に祝福を受け「いつも見ている顔ぶれがいたから、かなりホッとしました」。テレビ出演や前夜祭など予定が目白押しだったため、出場登録を済ませて約40分間でコースを後にした。

 meijiカップの優勝副賞は「(お菓子など)明治製品10年分」。報道陣から伝え聞くと「10年分って、もう最高ですよね。食べきれない。お裾分けしないといけないですね」と満面の笑み。報道陣から「待ってます」と、おねだりされると「はい。優勝できたら。アハハッ」と天真らんまんな笑顔がはじけた。

 渋野は明治製品の「チョコレート」が好きで「(夏の日差しで)溶けるからどうかなと思いますけど、溶ける前に食べます」とプレー中のもぐもぐタイムを示唆。優勝者は乳製品やお菓子など明治製品の中から希望の品を、10年分の計3650点選べるという。

 第1Rの組み合わせが発表され、前週の日本ツアーを制した成田美寿々(26)=オンワードHD=、地元・北海道出身の小祝さくら(21)=ニトリ=と同じ注目組に入った。今大会は全英でコンビを組んだ青木翔コーチ(36)ではなく、当初の予定どおり7月の資生堂アネッサレディスで優勝した門田実キャディー(49)を起用。「頼もしい」と笑った。

 沸騰中のシブコ人気で、前売り券は昨年の1・3倍を既に販売(実数非公表)。フジテレビは当初、11日の最終Rだけ放送予定だったが、急きょ10日午後1時40分~3時30分まで第2Rの生中継を決めた。渋野は6日に待望の焼き肉を食べたが、時差ぼけもあり「(脂っぽい)カルビは食べられなかった」という。凱旋大会に向けて「優勝してから初の試合なので、予選通過は絶対にしたいなと思います。攻めのプレーと笑顔で回れたらいい」。大好物の“お菓子パワー”で疲れを乗り越え、米日2週連続Vを目指す。(榎本 友一)

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