昨季年間女王・佐久間朱莉が開幕戦優勝 賞金2160万円を獲得 亡き師匠「ジャンボさんにこの優勝を届けたい」女子ゴルフ開幕戦


優勝インタビュー中に涙を流す佐久間朱莉(カメラ・太田 和樹

優勝インタビュー中に涙を流す佐久間朱莉(カメラ・太田 和樹

◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 最終日(8日、沖縄・琉球GC=6610ヤード、パー72)

 最終ラウンドが行われ、昨季年間女王の佐久間朱莉(しゅり、大東建託)が3バーディー、1ボギーの70をマーク。通算16アンダーで昨年10月以来となるツアー5勝目を飾った。優勝賞金2160万円を獲得した。

 2位と4打差で出た佐久間は、出だし1番で3・5メートルを沈めてバーディー発進。3番パー3で10メートル以上のロングパットをねじ込み、7番で3メートル強を決めてバーディーラッシュ。8番で今大会2つ目のボギーをたたき、2位の永井花奈(ServiceNow)と4打差で前半を折り返した。後半は13番で3打差に迫られたが、最後は逃げ切った。

 初日は17位で滑り出し、2日目に自己ベスト&大会コース記録の62をたたき出して単独トップに浮上。強風が吹き荒れた3日目の8番までノーボギーを継続し、開幕から44ホール連続ボギーなしの新記録をマーク。最終日は天候が穏やかで各選手が伸ばす中で首位を譲らず、女王の貫禄を見せつけた。

 昨季は初優勝を含む4勝を挙げ、初の年間女王に輝いた。だが、昨年12月23日に師匠で国内男子ツアー最多94勝の尾崎将司さん(享年78)が死去。中学3年から指導を受けた佐久間は昨年末の家族葬に参列し「すごく悲しい。心にポッカリ穴が空いた」と悲しみにくれていた。

 だが「くよくよして過ごしていたらジャンボさんに怒られる。これからもたっくさん勝って報告にいきます。優勝するたびにドンペリ開けて乾杯しましょう」と前を向いた。師匠に届けたいのは、今季5勝と初のメジャー制覇、そして年間女王。「毎年勝てる選手になりたい」。22、23年の山下美夢有に続く史上7人目の2年連続年間女王へ、開幕戦からスタートダッシュを切った。

 佐久間は表彰式で最後にあいさつした。「開幕戦から優勝という形でスタートすることが�\xA7きたので、今シーズンも複数回優勝を目指したいと思います。そして、この優勝をジャンボさんに届けたいと思います」と笑顔で締めくくった。

 ◆佐久間 朱莉(さくま・しゅり)2002年12月11日、埼玉・川越市生まれ。23歳。父の影響で3歳からゴルフを始める。19年日本ジュニア2位、翌年アマ日本代表入り。21年に埼玉平成高を卒業し、同6月のプロテストにトップ合格。25年のKKT杯バンテリンレディスで初優勝。同年に4勝を挙げ、初の年間女王に輝く。好きな歌手は平井大。好きな言葉は「笑う門には福来たる」。155センチ。家族は両親と兄。

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