◆米男子プロゴルフツアー プレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権第1日(22日、米ジョージア州イーストレイクGC)
年間王者を決めるポイント上位30人が出場する今季最終戦が開幕し、今年からポイントで差をつけてスタートする方式で行われる。6年連続出場の松山英樹(27)=LEXUS=は3アンダーから出て6バーディー、2ボギーの66で回り、通算7アンダーで首位に3打差7位と好発進。10アンダーから出たジャスティン・トーマス(26)=米国=ら3人が10アンダーで首位。優勝者は賞金1500万ドル(約16億円)を獲得する。
今季ここまでのポイントを反映して7打差からスタートした松山はパットが好調で、2番で4メートル、3番で7メートルを決め連続バーディー。12番までに6バーディーを奪い「午前中はパットがすごく良かった」とうなずいた。7番では4メートルのバーディーパットがカップのふちで止まった。そばで待つと18秒後にカップイン。「僕の場合は待っても入らないことが多いけど、きょうはいい何かがあった」と笑顔がこぼれた。
今年から導入された特殊な方式に関しても「(首位との差を)そんなに考えなかった」と自然体で66。もしハンデがなかったら、64で回ったX・シャウフェレ(米国)に次ぐ2打差の2位発進だった。首位とは一気に3打差まで詰めて、約16億円の“ボーナス”を射程に。「あしたもいいプレーができるように調整したい」と力を込めた。
◆大会方式 前戦のBMW選手権までのポイントに応じたハンデ戦で行われ、上位からストローク差をつけてスタート。総合トップのトーマスは10アンダー、同2位のパトリック・キャントレー(27)は8アンダー、同3位のブルックス・ケプカ(29)=いずれも米国=は7アンダーから出た。今大会の優勝者が年間王者となる。