渋野日向子、プロアマ戦で調整「気持ち的にはいいけど、体が追いつかない」


プロアマ大会に元気な姿で参加し、同組の中嶋常幸と談笑する渋野日向子(右)

プロアマ大会に元気な姿で参加し、同組の中嶋常幸と談笑する渋野日向子(右)

 ◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス プロアマ戦(28日、北海道・小樽CC=6650ヤード、パー72)

 3位に入ったNEC軽井沢72以来、2週ぶりの復帰戦となる渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は雨の中のプロアマ戦後、「気持ち的にはいいけど、体が追いつかない。コースも難しいので今週は大変だと思う。予選落ちしても仕方ない調子だけど、最後まで諦めずにしっかりやりたい」と話した。

 渋野は前日27日、発熱などにより練習ラウンドを取りやめ、前夜祭を欠席した。右頬(ほほ)付近に痛みを訴えており、札幌市内の病院で「急性副鼻腔(びくう)炎」と診断された。27日は点滴による治療を受けて静養に務め、体調は回復。「原因はストレスと、免疫力が下がっているためと言われた」と明かした。

 26日に練習ラウンドした際には「歯を食いしばれない分、アイアンショットが飛ばない」と話していたが、この日は「痛くなかったので食いしばれた」と振り返った。それでも「池に1回入れましたし、その(副鼻腔炎の)せいにはできない」と調整不足を不安視した。

 プロアマ戦では通算48勝の中嶋常幸(64)、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょ・たすく)氏らとプレーした。「楽しく回らせていただきました」と渋野。中嶋は「ゴルファーとしても人間性もすごくいいなと思った。技術的に完成されていて、言うことなし」とたたえた。

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