渋野日向子、憧れの人と初対面でも会話できる強心臓がうらやましい…記者が見た


上野(手前)の投球を見つめる(後方左から)渋野日向子、父・悟さん、母・伸子さん(カメラ・渡辺 了文)

上野(手前)の投球を見つめる(後方左から)渋野日向子、父・悟さん、母・伸子さん(カメラ・渡辺 了文)

 ゴルフのAIG全英女子オープンでメジャー優勝を遂げた渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が8日、兵庫・豊岡市で、小学生時代から「神様」と憧れるソフトボール女子日本代表エース・上野由岐子投手(37)=ビックカメラ高崎=が先発した日本リーグの試合を観戦した。初めて生で応援した試合で、上野はノーヒットノーランを達成。渋野は、20年東京五輪に向け、ソフト代表とそろって金メダルを獲得する目標を改めて掲げた。

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 昨年12月の新人戦・加賀電子カップで渋野を初めて取材し「ソフト好きなんです」と真っすぐな目で話してくれた渋野。今年5月に初優勝したワールドレディスサロンパスカップの前日には「上野さんがずっと好き」と憧れを明かした。

 小4で北京五輪の上野に感動したという渋野。ソフト経験者の記者は渋野より4歳上だが、同じ小4で感動を経験。04年アテネ五輪で同様にテレビで上野、宇津木麗華(現代表監督)、山田恵里のプレーに感激した。

 今年3月の本紙記事になった上野と吉田沙保里さん(36)の同級生対談に記者は同席した。初めて目の前で見る憧れの「上野さん」に帰り際、緊張しながらやっと発した言葉が「えーっと、これからもたくさんしゃべってください」。何度後悔したか。もっと他に言うことはあっただろうに。渋野は7日の初対面を「緊張した」と振り返っていたが、笑顔を見ると存分に話はできたようだ。自分とこうも違うのか。渋野の度胸がうらやましい。

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