正岡竜二「キャディーさんのおかげ」3位浮上…17年勇太とVの和合さんアドバイス効いた


17番でイーグルパットを決めた正岡(左)は和合キャディーと笑顔を見せた

17番でイーグルパットを決めた正岡(左)は和合キャディーと笑顔を見せた

 ◆男子プロゴルフツアーANAオープン 第3日(14日、北海道・札幌GC輪厚C=7063ヤード、パー72)

 25位で出たプロ14年目の正岡竜二(36)=グランデュール=が1イーグル、7バーディー、1ボギーとこの日のベストスコア64をマーク。通算12アンダーで3位へ浮上した。17年大会で池田勇太(33)とのコンビで優勝した和合泉キャディーの支援も受け初優勝を狙う。時松隆光(26)=筑紫ケ丘GC=ら2人が14アンダーで首位。

 正岡のパットが面白いようにカップへ吸い込まれた。圧巻はピン左20メートルへ2オンした17番パー5。「上って下るスライスで最後はフック。寄せるつもりで打った」が、イーグルパットはカップへ消えた。開口一番「キャディーさんのおかげ。グリーンや風の読みがバッチリ。パターは言う通りに打つと全部入るんですよ」と初タッグの相棒に感謝した。

 昨年までは「グリーンが全く分からなくて」と5度出場して4度予選落ち。14年の43位が最高だった。先週、東北福祉大の2学年後輩だが「兄貴分」という池田に相談すると「お願いしてみれば」とコンビが決まった。この日最少の計23パットと効果はてきめんだ。

 和合さんはコース勤務13年目の女性で17年に池田と初優勝。「今季は3日目が鬼門」という正岡を「今日は落ち着いてできてますよ。そのまま平常心で」などと励まし続けた。5年連続で賞金シード入りしているが未勝利。自身2度目の最終日最終組に「ぜひ勝ちたいですね」と王座を見据えた。(榎本 友一)

最新のカテゴリー記事