渋野日向子、通算1アンダーで終戦 長いラフに苦戦の4日間を「何が足りないのか見つけられた」


ホールアウトし同組キャディと握手を交わす渋野日向子(カメラ・渡辺 了文)

ホールアウトし同組キャディと握手を交わす渋野日向子(カメラ・渡辺 了文)

 ◆女子プロゴルフツアーメジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯最終日(15日、兵庫・チェリーヒルズGC=6425ヤード、パー72)

 40位で出た渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算1アンダーの暫定34位で4日間の大会を終えた。

 1番パー4ではいきなりバーディーの好スタートを切ったが、直後の2番パー3では「3パットで昨日と同じミスをしてしまった」と4日連続のボギー。スコアをひとつ落として折り返した。

 後半は12番でバーディーを取ると、15番では1・5メートル、16番では4メートルを沈める連続バーディーで盛り返し「後半は全部パーオンしていたので、スコアが伸びたんだと思う。フェアウェーもキープできていたので、4日間では1番良いゴルフができたかも」と振り返った。また連日多くのギャラリーが詰めかけ、多くの声援を浴びたことについても「たくさん見に来てくださって…4日間で今日が1番の声援。ありがたかったです」と感謝した。

 国内メジャー2勝目とはならず、悔しい結果に終わった。独特の長いラフには最後まで悩まされ「バーディーを取っているわりにスコアがポンコツなので、こういうラフの長さだとなかなかスコアが出せないんだと勉強になった。何が足りないか見つけられたので、次に生かしたい」と課題を口にした。今大会で5位以上なら獲得賞金が1億円を突破していたが、それも次週のデサント東海クラシックに持ち越しに。目標の“億万長者”へ「ちょっとは増やします」と最後は笑顔をふりまいた。

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