プロ6年目・柏原明日架が涙の初優勝


柏原明日架

柏原明日架

 ◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社後援 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日(29日、宮城・利府GC=6505ヤード、パー72)

 4位から出た柏原明日架(23)=富士通=が7バーディー、3ボギーの68をマーク。通算10アンダーの逆転で涙のツアー初優勝を飾った。最終日、最終組でスタート。2位以下に2打差をつけて迎えた最終18番。約2メートルのパーパットを沈めると、何度もガッツポーズを繰り返して喜びをかみ締めた。その後サングラスを外すと、つぶらな瞳からうれし涙があふれ出した。

 2番でこの日最初のバーディーを奪って笑顔で歓声に応えた。6番のバーディーで8アンダーとし、首位に並んだ。7番、8番で連続バーディーを奪うと、9アンダーに乗せ、単独首位に浮上し折り返した。後半も10番でバーディーを奪った後、12番で約1メートルのパーパットを外してボギーとしたが、13番で約4メートル、14番で約3メートル半を沈めて、流れを引き戻した。難関で名物ホールとされる、15番パー3で約2メートルを沈めて、パーセーブ。ギャラリーからの大歓声に笑顔で応えた。

 2010年の日本女子アマ選手権で14歳の中学生ながら2位に入り、脚光を浴びた。14年にプロテスト合格。同じ宮崎出身で、同い年の永峰咲希らがグリーン回りで見守る中、プロ6年目で悲願の初優勝を決めた。

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