畑岡奈紗、首位浮上 「ムービングサタデー」伸ばせて満足


18番、バーディーを決めてギャラリーの声援に応える畑岡奈紗

18番、バーディーを決めてギャラリーの声援に応える畑岡奈紗

 首位に1打差2位から出た、ツアー1勝の大里桃子(21)=伊藤園=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、日米通算7勝の畑岡奈紗(20)=森ビル=と並び、通算15アンダーで首位に浮上した。1998年度生まれで黄金世代の大里は、6位の親友・渋野日向子(20)の活躍に刺激を受け、2人だけで回る最終日最終組で、世代の筆頭格・畑岡との直接対決に挑む。

 20歳266日での最年少メジャー4勝目を狙う畑岡がベストスコア67で首位浮上。序盤はパットに苦戦したが、14番パー5で4メートルのイーグルパットを沈めると、力強く右拳を握った。「“ムービングサタデー”なのでしっかり伸ばそうと思っていた。すごくうれしかった」。3日連続で一日5アンダーと目標通りのスコアにうなずいた。

 3連覇を狙った昨年は柳簫然(韓国)に3打及ばず2位。柳と3日連続で回り、2打差をつけたが「去年のことはあまり振り返らずやっている」と集中した。最終日は同学年の大里と対決。「身長が高くて羨ましい」と印象を語るも、「自分のベストを尽くして、優勝できるように」ときっぱり。17年大会の自身の優勝スコア、20アンダー超えを射程に捉えた。

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