男子プロゴルフツアーの平和PGM選手権は7日から4日間、沖縄・PGMゴルフリゾート(7226ヤード、パー71)で開催される。今季欧州ツアーに本格参戦する宮里優作(39)=フリー=が地元・沖縄に帰り、今季の国内自身初戦に臨む。6日はプロアマ戦で調整し「だいぶ遅い初戦だけど、ファンも来てくれると思うし、頑張りたい」と意気込んだ。
先月31日に沖縄の象徴・首里城が焼失した。ちょうど転戦先のポルトガルから帰国した宮里もニュースを目にし「子供のころ、お披露目のときにきょうだいみんなで見に行った。自分の子供とも行ったことがあるので、思い出がある。家族でショックを受けた」と悲痛な思いを明かした。
主催者は大会中、コース内の3か所に募金箱を設置する。宮里ら沖縄出身選手の間でも「何かできれば」と話し合っており、「いいゴルフを見せて、大会が盛り上がるように頑張りたい」。まずはプレーで悲しみに暮れる沖縄を勇気づける。
(宮下 京香)