ウィラチャンが今季2勝目


富士フイルムホールディングスの助野健児代表取締役社長・COOから優勝杯を授与されるウィラチャン

富士フイルムホールディングスの助野健児代表取締役社長・COOから優勝杯を授与されるウィラチャン

 ◆男子シニアプロゴルフツアー 富士フイルム選手権 最終日(9日、茨城・江戸崎CC=7070ヤード、パー72)

 首位で出たタイのタワン・ウィラチャン(52)=SINGHA=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算16アンダーのトーナメントレコードで今季2勝目、通算3勝目を挙げた。

 優勝杯を高々と掲げたウィラチャンは「いいプレーができてとてもうれしい」と声を弾ませた。2位に4打差をつけてのスタート。3番パー4でバーディーを奪うと5番をボギーとしたが、その後も4バーディーノーボギーとスコアを伸ばして2位に6打差をつけた。「きょうはドライバーもセカンドショットもすべてよかった」と笑みを浮かべた。これまで使っていたドライバーの調子が悪く、今大会直前に中古ショップで1万4000円のドライバーを購入。コースの練習場で10球試しただけで投入したが「僕にとっても合っていました」。ティーショットは確実にフェアウェーをとらえて、優勝賞金1400万円をゲット。。ちょっとした“投資”を1000倍に増やした。

 賞金王争いでもトップを走るプラヤド・マークセン(53)=SINGHA=に約50万円差に接近。残り2試合だが、マークセンは欠場する予定とあって初の賞金王はほぼ確実な状況だ。次戦も中古ドライバーを使うつもり。「調子がいいので使う予定です。あしたもゴルフショップへ行こうかな」と、いたずらっぽく笑った。

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