女子プロゴルフツアーの大王製紙エリエールレディスは21日から4日間、愛媛・エリエールGC松山(6580ヤード、パー72)で行われる。前週の伊藤園レディスで3月以来の予選落ちを喫した、賞金ランク3位の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は19日、「賞金女王を考えるより自分のプレーを」と誓った。最近は「強気のパットと、バウンズバックが少ない」と分析し、「自分らしいプレーをすれば結果はついてくる」と力を込めた。
前週末は兵庫の青木翔コーチのもとを訪れ、練習に励んだ。コーチからは「落ちるなら、もうちょっと(スコアを)たたけよ」と言われたそうだが、「予選落ちをしたことでいろいろ知ることができた」と前向きに捉えた。自身の応援団の人から「今までずっと予選通過していた。ありがとう」と言われたことや、地元・岡山で父・悟さんと話をしたことを明かした。
賞金トップの鈴木愛(25)とは約2431万円差と状況は厳しいが、「今までの自分を取り戻したい」と渋野。既に気持ちは切り替わっており、「(残り2戦は)いいプレーをしてギャラリーの皆さんに、1年間の集大成を見せられたら」と表情を引き締めた。