男子プロゴルフツアーの最終戦、日本シリーズJTカップは5日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりカントリークラブ(CC、7023ヤード、パー70)で行われる。4日は同コースで24人のプロが参加して、プロアマ戦が開催された。2年ぶりに今大会に出場するC・キム(米国)のチームが、通算11アンダーで優勝。高級温泉ペア宿泊券をゲットしたが「今日はあんまり自分は役に立てませんでした。みなさんがすごくて自分1人がアマチュアで、他の人がプロみたいな感じ」と自虐気味に話し、笑いを誘った。
現在賞金ランク3位の29歳は、今大会に初出場した2017年は腰痛の影響で第2日に無念の棄権となった。その時に味わった悔しさがあるだけに、2度目となる大舞台では「4ラウンドちゃんとプレーすることを目標に、楽しい1週間にしたい」と笑顔を見せた。昨年はプロアマ戦を制した小平智が本戦でも優勝を飾っただけに吉兆となるか。
表彰式では選手のトークショーも行われ、選手会長を務める石川遼が「優勝できるかの位置で、4日目のプレーをすることが大事。最終日のバックナインで上位にいること、そこが目指しているところ」と力強く話した。また乾杯の挨拶で、今大会を主催する報知新聞社の丸山伸一社長が「渋野日向子さんをはじめとして女子に目が行きがちですが、明日からは今年最後のメジャー大会に注目し、最後まで追いかけていくつもりです」と挨拶したことを受け「男子は女子みたいなキラキラした華やかさはないけど、男子プロは男子プロで頑張っていけることがたくさんある。感謝の気持ちを忘れずにやっていきたい」と決意表明した。