今平周吾は18番ダボでV逸も、片山晋呉以来13年ぶり5人目の連続賞金王獲得


3番ティーショットを放つ今平周吾

3番ティーショットを放つ今平周吾

 ◆男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(8日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 賞金ランク1位の今平周吾(27)=フリー=は5バーディー、1ダブルボギーの67で回り、通算7アンダーで3位となった。賞金ランク2位のショーン・ノリス(南アフリカ)が70で5アンダーで終わり、今平の2004~06年・片山晋呉以来となる2年連続賞金王獲得が決定した。ノリスが逆転する条件は優勝しかなかった。

 5位から出た今平は6番パー5で2オン2パットで初バーディーを奪った。9番、10番ではともに第2打を1メートル半以内に運ぶ連続バーディー。この時点で首位タイに並んだ。13番では第2打を1メートルにつけるバーディーで単独首位に立った。その後、石川遼、ブラッド・ケネディ(豪州)と8アンダーで並んで迎えた17番パー5で2メートルのバーディーパットを沈めてリードを奪った。しかし、最終18番パー3で1メートル強の下りのパーパットを2メートルオーバーさせ、返しも失敗。痛恨のダブルボギーでトップから陥落した。

 昨年はブリヂストンオープンの1勝で初の賞金王に輝いた。今季は10月の同大会で連覇を飾ると、初めて賞金ランク首位に立った。翌週の日本オープンでC・キム(米国)に首位を明け渡したが、11月のマイナビABC選手権の2位で首位を奪回。以降、2週前のダンロップフェニックスで2勝目を挙げるなどリードを守り続けた。

 2年連続の賞金王獲得は、73~74年の尾崎将司の27歳318日を抜いて史上最年少(27歳67)の達成となった。複数回の獲得は、史上9人目でこちらも最年少記録となった。

(記録は1973年のツアー制施行後)

 ◆今平 周吾(いまひら・しゅうご)1992年10月2日、埼玉・入間市生まれ。27歳。9歳で競技を始め、2008年日本ジュニアで松山英樹との最終組対決を制して優勝。09年全米ジュニア8強。11年にプロ転向し、14年に下部ツアー賞金王。17年関西オープンで初優勝。今季は2勝で通算4勝。今大会で今季16回目のトップ10入り。家族は両親と姉。若松菜々恵さん(23)と婚約中。165センチ。

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