◆米女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズ第2日(17日、米フォーシーズンズ・クラブ)
3打差5位から出た畑岡奈紗(21)=フリー=は3バーディー、1ボギーの69で回り、通算7アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。昨年3月の起亜クラシック以来の米ツアー4勝目へ、好位置につけた。9アンダーの朴仁妃(韓国)とブルック・ヘンダーソン(カナダ)が首位。過去2年の優勝者26人が出場し、予選落ちはない。
時折10メートル超の強風が吹きつけた難しい状況で、畑岡はボギーを一つ(4番)だけに抑えた。13番では「うまくスピンをかけて打てた」と、残り60ヤードほどの第3打をピンに寄せて楽々バーディー。「我慢していれば取れるところもあるかなと思ってやっていた」とうなずいた。易しい17番では2オンに成功して伸ばすなど、耐えながらパー5のチャンスを生かした。
全選手の平均スコアが第1日より2打以上悪化する中、崩れることなく順位を上げた。「下手したらオーバーとかイーブンになってもおかしくなかった。我慢のゴルフができた」と収穫を語った。残り2日で、メジャー優勝経験のある首位・朴、ヘンダーソンとの2打差を追う。「まだまだ上を狙える位置」と意気込んだ。