◆米男子プロゴルフツアー ジェネシス招待第2日(14日、米カリフォルニア州リビエラCC)
42位で出た松山英樹(27)=LEXUS=は1イーグル、2バーディー、5ボギーの72で、通算1オーバーの57位で決勝ラウンドに進出した。ラウンド後には女性ギャラリーから握手を求められた際、右手を引っ張られて肩や上腕付近を痛めるアクシデントに見舞われた。69のマット・クーチャー(米国)が9アンダーで首位を守った。
第2ラウンドを終えた松山がまさかのアクシデントに遭った。72でホールアウト後、クラブハウスへ向かう階段でギャラリーの女性から握手を求められた際、右手を強く引っ張られて肩や上腕付近に痛みを覚えた。痛めた右腕をさすっていたという。女性は一緒に写真を撮ろうとしたようだ。松山はその後、練習グリーンでパットの調整を行う姿を見せたことから大事には至っていないとみられるが、決勝ラウンドへの影響が心配される。
プロ野球では昨年2月、松坂大輔投手(当時中日)がファンに右腕を引っ張られた影響で、長期離脱を強いられた事例もあった。ゴルフ界では、昨夏のAIG全英女子オープンで渋野日向子が現地の観客とハイタッチする姿が話題となったが、その後の国内ツアーでは安全を考慮し「子どもだけ」に限定されている。松山はアクシデントには触れなかったが、「残り2日、ビッグスコアを並べればまたチャンスはある」と前向きに話した。