◆米男子プロゴルフツアー ジェネシス招待最終日(16日、米カリフォルニア州リビエラCC)
4打差11位で出た松山英樹(27)=LEXUS=はショットが好調で5バーディー、3ボギーの69と伸ばして通算8アンダーの5位。17年8月以来のツアー通算6勝目は逃したが、決勝ラウンド2日間で猛追を演じて東京五輪イヤーの20年自身最高フィニッシュとなった。70で回った13年マスターズ王者アダム・スコット(39)=オーストラリア=が11アンダーで4季ぶりのツアー通算14勝目。大会ホストのタイガー・ウッズ(44)=米国=は11オーバーの68位に終わった。
グリーンの硬さと難度が増し、上位も伸び悩んだ中で松山は猛追した。「チャンスはあると思った」と難しいピン位置に対しても精度の高いショットで攻めた。11番時点で首位と2打差。15番でエッジから15メートルをパターで沈めて伸ばすも、14番と16番でパーパットを外して万事休した。とはいえ、昨秋からのシーズンで3度目のトップ5。平均ストロークは堂々のツアー3位につける。優勝こそないが高水準を維持。「ショットが安定してきたことは大きな収穫。パットも悪くないので、そこがうまくいくと優勝が見えてくる」と自信をつかみ、20日からは世界選手権シリーズのメキシコ選手権に臨む。