女子ゴルフで昨年のプロテストで合格した、19年日本女子アマ覇者の西郷真央(18)=麗澤高3年=が17日、都内でミズノとのブランドアンバサダー契約締結を発表した。期間は2020年2月1日から複数年。同社の新製品開発への助言や広報活動も行うという。
西郷はミズノの加藤昌治専務とともに記者発表会に出席。「ゴルフを始めた時から、ミズノのクラブを使って戦ってきました。ブランドアンバサダーとして活躍できるように頑張って参ります」と所信を表明した。
父がミズノ社のクラブを使っていた影響でゴルフを始めて以降、同社のクラブを愛用しているという。「父のバッグのミズノのマークがすごく格好良くて。(クラブは)顔の形が全てにおいて好きで。打感もすごくいい感じです」と明かした。
昨年12月の最終予選会を10位で突破して、今季の前半戦のレギュラーツアーの出場権をつかんだ。高校3年の女子高生だが、開幕戦のダイキンオーキッドレディス(3月5日開幕、沖縄・琉球GC)から参戦予定で「試合と重なるので」と、3月の卒業式は残念ながら欠席予定。色紙には「最終戦(11月のメジャー、LPGAツアー選手権リコー杯)出場」と今季の目標を記した。「(優勝者や賞金ランク)上位の人しか出ることのできない、すごく名誉ある試合なので。来季の(賞金)シード獲得も頑張る」と力を込めた。
記者発表会の中では、同社契約の先輩女子プロの吉本ひかる(20)=マイナビ=、原英莉花(21)=日本通運=からのビデオメッセージがサプライズ上映された。同じ男子ツアー歴代最多94勝の尾崎将司(73)に師事する原からは「一緒にミズノを盛り上げていきましょう」とエールを受け、「偉大な先輩方から素敵なメッセージを頂けて本当にうれしいです」と西郷は笑顔で感謝の言葉を口にしていた。
<西郷 真央>(さいごう・まお)2001年10月8日、千葉・船橋市生まれ。18歳。父・雄史さんの影響で3歳でゴルフを始め、14年全国小学校選手権優勝。16年世界ジュニア選手権6位。17年報知ジュニア優勝。平均飛距離は240ヤード。得意クラブはアイアン。158センチ、57キロ。血液型AB。家族は両親と姉。