2年連続賞金王の今平周吾がメキシコ選手権へ出発「20位以内に入りたい」


マスク姿で成田空港からメキシコに出発する今平

マスク姿で成田空港からメキシコに出発する今平

 国内男子ゴルフツアーで2018、19年と2年連続賞金王を獲得した今平周吾(27)=フリー=が16日、成田空港発の航空機でメキシコへ出発。20日から4日間行われる世界選手権シリーズ、メキシコ選手権(チャプルテペックGC)に2年連続で出場する。

 今平は「去年初めて出て(39位)、距離は長くは感じなかった。狭いコースで回りやすいと思う」と印象を語った。標高約2300メートルの高地で球の距離感が重要になり、「アイアンで2番手、ドライバーでは20~30ヤードくらい距離が出る。しっかり調整したい」と見据えた。「今年の方がいい成績を出したい。20位以内に入りたい」と、今年海外3戦目(これまで2戦は予選落ち)での上位進出を目標に掲げた。今回は、かつて石川遼とのコンビで海外経験豊富な加藤大幸キャディーを初タッグを組む。

 メキシコ選手権後は試合間隔が約1か月空くため、トレーニングに充てる方針だという。「下半身を中心にやって、マスターズ(米オーガスタナショナルGC)に照準を合わせたい」と、予選通過を目指す4月のメジャー初戦へ意気込んだ。

 現在、世界ランク36位で松山英樹(23位)に続く日本勢2番手で今夏の東京五輪出場圏内としている(代表決定は6月22日)。今大会には国内3番手で82位の石川も出場するが、今平は「6月までどうなるか分からない。少しでもランクを上げられるように。一試合一試合、大事に戦いたい」と冷静に話した。

 今月初めに、五輪開催コースの埼玉・霞ケ関CCを下見ラウンドしたことも改めて触れ、「距離も長くて難しい。グリーンも大きくなり、傾斜やイメージも昔と違う。(五輪に)出たいな、と改めて思いました」と表情を引き締めた。

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