ゴルフ全米オープン延期…開催可否「4月中旬に判断する」中止なら1945年以来


松山英樹

松山英樹

 男子ゴルフの4大メジャーの第3戦、全米オープン(6月18日開幕・米ニューヨーク州ウイングフットGC)が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されると26日、ニューヨーク・ポスト紙(電子版)などが報じた。主催の全米ゴルフ協会(USGA)は、同じ会場で今夏以降への延期を検討しているという。メジャー初戦のマスターズと第2戦の全米プロ選手権も既に延期が決まっており、歴史的な異常事態となった。

 世界最難関のメジャー舞台にも、新型コロナウイルスの影が忍び寄った。USGAは「4月中旬に(開催可否を)判断する」との方針を出していたが、事態は急変した。米国内での新型コロナウイルスの感染者数は、世界最多の約8万5000人と急増中。ニューヨーク州は全米でも有数の感染者が出ている。大会会場のウイングフットGCも先週からコースを閉鎖中だという。

 ニューヨーク・ポスト紙(電子版)によると、USGA関係者は「我々はニューヨークに何が起きているのかは話し合っている」と明かした。「同じ会場で夏の終わり」への延期を検討している。新型コロナウイルスの終息がいつになるかが延期へのカギで、中止となれば1945年以来という。日本勢は松山英樹(28)が出場権を獲得。5月25日には兵庫・美奈木GCで日本地区最終予選も予定される。

 また当初は、全米オープン直後の6月22日時点の世界ランクをもとに、東京五輪各国の男子代表が決まる予定だった。今月24日に東京五輪が約1年延期されたことで、国際ゴルフ連盟は代表選考方法の変更について協議中。決まり次第、今後発表される見込みとなっている。

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