日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)と主催者は30日、新型コロナウイルスの影響でツアー第6戦のスタジオアリス女子オープン(4月10~12日)を中止すると発表した。国内ツアーは第1戦から史上最長の6戦連続中止。都内でJLPGAの定時社員総会後、会見した小林浩美会長(57)は「苦渋の選択ですが、中止の判断に至った。人の健康や命に関わる重大な問題」と説明した。
各大会の開催に向けた協議では無観客試合も検討されたが、「リスクを最小限にとどめる」(同会長)と、実現には至っていない。再開時期は「3月(始め)の時点より芳しくない。開催に向けた状況となるにはハードルが高い」と、5月以降にずれ込む可能性もある。
女子ツアーは7月末に第1回出場優先順位見直し(リランキング)が行われるが、時期については「検討中」(JLPGA)とし、外国人選手の入国問題に関しても「政府の見解を見ながら」と、話すにとどめた。