日本男子プロゴルフツアー通算2勝の市原弘大(37)=フリー=が25日、クラウドファンディングの「READY FOR」を通じて、新型コロナウイルス感染拡大防止支援基金へ寄付を行ったことを自身のブログで発表した。
プロ野球選手の寄付を伝え聞き、この基金を知った市原は「トーナメントプレーヤーという職業がファンの皆様やスポンサーさん達によって成り立つ仕事である以上、社会貢献や地域貢献、チャリティーというのは、これからのプロスポーツ界に置いて切り離せない」と、プロゴルファーとしても趣旨に賛同した。
寄付金額は非公表。その理由を「トーナメントプレーヤー皆が、この様なチャリティーを出来る環境に無いという事もあるからです。ツアープレーヤーであっても苦しい中でやりくりしている選手も沢山います。そんなツアープレーヤーの為への補償等も、海外ツアーと同様に、これから組織側から提案はあるかと思いますが、まだ、そういう話しは無い段階です」と説明。個人事業主である、プロゴルファーの厳しい状況が背景にある。
基金に集まった資金は、ワクチンや治療薬の研究&開発への助成、医療機関などへのマスク、防護服など物資の供給、医療従事者、影響を受けた子供たちへのサポートに活用される予定。“ゴルフ界屈指のいい人”と呼ばれる市原は「まだまだ、終息が見えない今の現状ですが、皆様も体調に気を付け、なんとか踏ん張ってお過ごし下さい。また試合会場で皆様に会える日を楽しみにしています!」などとファンに向けた熱い思いもつづった。