男子プロゴルフのジャパンゴルフツアー選手会の時松隆光選手会長(26)=筑紫ケ丘GC=が22日、地元の福岡・那珂川市を通じて、同市内の幼稚園及び小・中学校にアルコール消毒液845本を寄付したことを発表した。
消毒液は、新型コロナウイルス感染予防のためのもので約5500人、3つの幼稚園、小学校7校、中学校3校に寄贈されるという。
時松は、日本ゴルフツアー機構(JGTO)を通じてコメントを発表した。以下全文。
「選手会長という大役をいただいた初年度の今年は、経験したこともない事態にみまわれ、いちプロゴルファーとしても、何か社会のお役に立ちたいという気持ちは募るばかりでした。
緊急事態宣言の解除に伴い、私の地元福岡県那珂川市でも、5月末から学校の授業が再開されると聞いて、少しでも安心、安全な学校生活を送ってもらいたいと、那珂川市を通じて地元の小・中学校に、消毒液を届けることに決めました。
全国的に不足しているため845本と、中途半端な数になってしまいましたが知人の方々のお力も借りて、できる範囲で今の思いを形にさせていただきました。
収束にはまだ時間がかかるとは思いますが、校庭にも子どもたちの笑顔が戻る日が、出来るだけ早く戻ることを祈っています」
武末茂喜・那珂川市市長もJGTOを通じてコメントを発表した。以下全文。
「時松プロには2018年の那珂川市の広報誌で表紙と、特集2ページを飾っていただいたこともあり、憧れの存在として、市民のみなさまにも広く知られておられます。
また今年は、男子プロの選手会長に就任されたのも、実績と共にお人柄が評価されてのこと。市長としましても、大変喜ばしく思っております。
時松プロは、同市の小・中学校のご出身であり、常に後輩児童に対する熱い思いをお持ちです。それを、今回の寄贈という形で示してくださいました。市内の小、中学校と幼稚園は5月25日から再開、さらに6月1日からは、給食を含めた本格的な授業の再開を予定しており、全国的に消毒液の需要が高まり不足する中、時松プロのお気持ちを受け取ることができ、大変ありがたく思っております」