国内女子プロゴルフツアーはアース・モンダミンカップ(25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)で開幕する。観客も報道陣も入れない史上初の非公開試合。会場の新型コロナウイルス対策などメディア向けの説明会が22日に開かれ、コース内の様子がオンラインで初公開された。
クラブハウスへの入場は出場選手(144人)、通訳、大会運営のスタッフを含め約180人に限定される。家族、コーチ、トレーナー、マネジャーらは会場に入れないため、日本女子プロゴルフ協会によれば、昨年比で約600人減らして“密”を避けることを徹底する。レストラン内も社会的距離が保たれ、座席には仕切りのアクリル板が設置された。会場内の各所に消毒液が用意された。また、本来はボランティアが行う、各組につくスコアラーに主催のアース製薬の社員を投入することも判明した。
全選手は23日午前にPCR検査を受け、結果は24日夕方以降に判明する予定だ。さらに、2週前からの行動記録を記した問診票の提出、各日の検温、クラブハウス内でのマスク着用が求められている。入口には検温場所となるテントが設置され、37・5度以上あった選手は出場できない。
◆大会の主な新型コロナウイルス対策
▽大会前に選手やキャディーら全関係者にPCR検査を実施。
▽ラウンド中、選手やキャディーらにマスク着用を推奨。
▽ラウンド中、人との間隔を約2メートルは保つ。
▽消毒液や除菌シートを携帯し、旗ざおなどに触れたら手を消毒。
▽ラウンド後の握手、グータッチなどは禁止。
▽スコアカード提出所では全員がマスクを着用。
▽感染症の影響でキャディーをつけることができなくなった場合、選手はセルフプレーも可能。