米女子プロゴルフツアーのスコットランド女子オープンが13日から4日間、英国のルネサンスCで開催される。新型コロナウイルス感染対策で無観客で行われ、日本からは世界ランク5位の畑岡奈紗=アビームコンサルティング=、同13位の渋野日向子=サントリー=、河本結=リコー=(3人とも21)ら5人が出場を予定している。
今大会で約7か月ぶりの米ツアー出場となる畑岡が12日、大会前の公式オンライン会見に出席した。9日に渡英し、10日に18ホール、11日に10番から9ホールの練習ラウンドで調整してきた。「体調や体の動きはすごくいい。今大会はリンクスコースで、特に10番からのバックナインの方が海沿いに近くなるので、風の読みが重要になります。2年前に出場した経験を生かして、風をうまく利用したコース戦略をしていきたい」と意気込みを語った。
畑岡は1月の米ツアー今季開幕戦、ダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズではプレーオフで惜敗したが、いきなり2位と好スタートを切った。第2戦、ゲインブリッジLPGAでも首位と1打差の2位に入ったが、その後、コロナ禍でツアーが中断され、帰国した。その後は6月の日本ツアー、アース・モンダミンカップ(38位)に出場。7月末からの米ツアー2戦は出場を見送り、日本で調整を重ねていた。
今大会では次週の20日開幕のメジャー、AIG全英女子オープン(英国・ロイヤルトルーンGC)を見据えた戦いになる。「久々に米ツアーに帰ってきたので、試合勘だったり、来週に向けては風の読みとか下が硬いコースに慣れて、うまく来週につなげていければいいなと思っています」と表情を引き締めていた。