◆米男子プロゴルフツアー 全米オープン 第2日(18日午前6時50分スタート(日本時間午後7時50分)、米ニューヨーク州ウィングドフットGC、賞金総額1200万ドル(約12億6000万円)、優勝賞金225万ドル(約2億3625万円)、参加144人(うちアマ13)、無観客
第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、日米通算13勝の松山英樹(28)=LEXUS=は6打差33位で出て3バーディー、2ボギーの69で回り、通算イーブンパーの7位へと浮上した。首位と4打差と好位置で、決勝ラウンド2日間で、逆転での日本男子初のメジャー制覇を射程に入れた。
“勝負服”の黄色のウェアで臨んだ松山は、ホールアウト後「前半は昨日同様、良いショットが出て、チャンスもあったんですけど、そこを決めきれない中で後半になって、ショットが荒れ始めたと同時に、パットが少し良くなってきたので、そこは良かったなと思います」と明るい表情で振り返った。
過去5度の全米オープン開催中、4度の優勝スコアがオーバーパーの世界屈指の難コースだ。「コースコンディションがタフになってきているので、伸ばし合いという展開にはならないと思う。しっかりとこの2日間みたいに粘り強く出来きたらいいな、と思います」と我慢比べに闘志を燃やした。
2018、19年日本ツアー賞金王・今平周吾(27)=フリー=は33位で出て2バーディー、6ボギーの74で回り、通算5オーバーの33位で自身、海外メジャー8戦目で初の予選通過を果たした。
大会初日に29歳の誕生日を迎えた石川遼(カシオ)は、57位スタートで4ボギーの74と粘って通算6オーバーの49位で大会9年ぶりとなる予選通過を決めた。
アマチュアでアマ世界ランク1位の金谷拓実(22)=東北福祉大4年=は57位で出て3バーディー、8ボギーの75で回り、通算7オーバーの63位。昨年の全英オープンに続き1打及ばずに惜しくも日本人アマ初の予選突破はならなかった。
8月のメジャー、全米プロ選手権を制したコリン・モリカワ(23)=米国=も、7オーバーの63位で予選落ち。昨年大会覇者のゲーリー・ウッドランド(36)=米国=も8オーバーで決勝ラウンドに進めず。メジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(44)=米国=は77と崩れ、通算10オーバーで予選落ち。メジャー5勝で「キャリアグランドスラム」を目指したフィル・ミケルソン(50)=米国=は、13オーバーで予選2日間で姿を消した。
18年マスターズ王者のパトリック・リード(30)=米国=が、通算4アンダーの単独首位に立った。ブライソン・デシャンボー(27)=米国=が1打差の2位。