渋野日向子、初日は68の3アンダー22位「ビッグスコアが出ると思わせてくれる(前半)9ホールでした」


 ◆米女子プロゴルフツアー ショップライト・クラシック第1日(1日、米ニュージャージー州ストックトン・シービューGC=パー71、6190ヤード)

 第1ラウンドが行われ、昨年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(21)=サントリー=は1イーグル、6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの68で回り、3アンダーで首位と5打差の22位だった。「前半は自分の中でショットが納得いってなかったけど、本当にびっくりするぐらいのスコアが出た。前半の5アンダーがあったからこの順位で上がってこられた。まだ私にもビッグスコアが出るというのを思わせてくれる、そんな9ホールでした」とうなずきながら話した。ローレン・スティーブンソン(米国)ら2人が63をマークし、8アンダーで首位に立った。

 渋野は出だしの10番パー4で第1打から以前よりコンパクトなスイングでスタート。グリーン右のラフからの第3打のアプローチではいきなりチップインバーディーを奪った。今大会から3試合ぶりにパットの握りを順手に戻したが、11番パー3でピン右手前約7メートルの下りのパットを難なく沈めて連続バーディーで滑り出した。13番パー4でも約2メートルを決めきってバーディーで伸ばした。

 17番パー3(108ヤード)では第1打で9アイアンを握り「抑えのショット」。球はピン奥に着弾し、バックスピンでカップをかすめて手前約1メートル弱についた。このホールバーディーで「(ピンに)当たってもいいようなところにピッチマークあった。抑えのショットはイメージがわくなと思っていて、しっかりピンに寄ってくれていた」と納得の表情だ。

 続く18番パー5(502ヤード)では、残り229ヤードのフェアウェーからの第2打で3ウッドを握り「当たれば届くかな…」と強振し2オンに成功。約4メートルを決めきり、イーグルを奪った。午後スタート組でグリーン上は「ボコボコ」。後半のパッティングは「縦距離は合っていたけど、読みだったり、もったいなかった」と苦戦を強いられ、39とスコアを落としたが、ショットに関しては「自分の納得がいくボールが何球かあったのは明日につながる」と好感触もあって前向きな言葉を並べた。

 前戦の2週前のポートランド・クラシックでは今季自己最高の24位でフィニッシュ。次週のメジャー、全米女子プロ選手権を控え、ゴルフの内容とともに順位も上がってきている。第2ラウンドは2日の午前8時47分(日本時間同午後9時47分)にスタート予定。「朝はかなり寒いと思うけど、予選通過するために自分の攻めのゴルフだけじゃなくて、いろいろと考えながらやらないといけないと思います」と気持ちを引き締めていた。

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