◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディス 第2日(10日、静岡・東名CC=6572ヤード、パー72)
日本女子プロゴルフ協会と大会主催者は10日、台風14号接近の影響で、スタンレーレディス第2ラウンド(R)の中止を発表。これに伴い、この日のインターネット中継も中止。競技は36ホールに短縮され、11日に決勝Rとして残りの18ホールが行われる。9日の第1Rを終えて、5オーバー60位タイまでの71人が決勝Rに参加する。スタート時刻については今後大会実行委員会で協議し、決定次第発表される。新型コロナウイルス感染防止策として、無観客で開催される。
昨年大会も台風19号の影響で、1988年のツアー施行後、7年ぶり7度目の27ホールの短縮競技となり、ツアー初の無観客で開催された。黄アルム(32)=韓国=がツアー通算5勝目を飾った。
9日の第1Rも台風14号接近により悪条件下で行われた。第1Rを終えて、1998年度生まれ「黄金世代」でツアー1勝の新垣比菜(21)=ダイキン工業=、同1勝の浅井咲希(22)=小杉CC=、浜田茉優(25)=伊藤園=、新海美優(24)=城島高原GC=、宮田成華(22)=スリーボンド=、ルーキー・山下美夢有(19)=フリー=、韓国のイ・ナリ(32)の7人が1アンダーで首位に並んだ。悪条件で全体のスコアは伸びず、初日の首位が1アンダーだったのは、2005年4月のライフカードレディス(熊本)以来、約15年半ぶりとなった。
「黄金世代」でツアー通算2勝の小祝さくら(22)=ニトリ=はイーブンパーで首位と1打差の8位につけている。昨年大会覇者の黄は1オーバーで2打差の14位、ルーキーながら今季2連勝を挙げた笹生優花(19)=ICTSI=は3オーバーで4打差の31位。前週の日本女子オープンでメジャー初優勝を挙げた「黄金世代」・原英莉花(21)=日本通運=は4オーバーで5打差の46位とし、いずれも決勝Rに進出した。
2017年、19年賞金女王の鈴木愛(26)=セールスフォース=とルーキーの西郷真央(19)=大東建託=は10日に予定されていた第2R開始前に体調不良のため、途中棄権した。