◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第3日(10日、米ペンシルベニア州アロニミンクGC=6577ヤード、パー70)
19位から出た畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=は3バーディー、1ボギーの68で回り通算1アンダーとなった。ホールアウト時点では首位と5打差。
1番からスタートの畑岡は3番でバンカーに入れたが、6メートルのパットを決めパーセーブ。7番でバンカーに入れると、3メートル近くのパットを外しボギーを喫した。9番パー5で第2打をグリーンのカラーまで運び、そこからパターでピンそばに寄せてバーディーを奪った。10番は9アイアンで放った第2打を30センチのベタピンにつけ、連続で伸ばした。続く11番は2メートルの好機も、バーディーパットはわずかに外れた。その後14番パー3でバーディーを奪い、スコアを2つ伸ばして3日目を終えた。
ラウンド後のインタビューで畑岡は「ムービーングサタデーだったので、もう少し伸ばして上との差を詰めたかったけど、伸ばしきれなかったのは悔しい。やっとティーショットが安定してきたので、得意のアイアンで、もう少しチャンスにつけたかった。右にプッシュすることが多く、手前のバンカーに入ってしまったりした。パッティングの読みはいいので、(最終日は)少しオーバーするくらいで、3パットを怖がらずに打っていきたい。(全米女子プロは)毎年コースが変わるけど、今年はショットが大事になるコース。ショットが得意なのでチャンスにつけられれば、明日はチャンスがあると思っている。(心境について)今までは優勝したいというより、予選を通ってから徐々に上げて行くという感じだったけど、今年は試合数も少ないので、優勝できればという気持ちでやっている。勝ちに行く気持ちで。(逆転へのカギは)セカンドショットをどれだけチャンスにつけられるか。バーディーだけ狙いに行ってたくさん重ねられるように」と話した。