◆女子プロゴルフツアースタンレーレディス 最終日(11日、静岡・東名CC=6572ヤード、パー72)
台風一過の秋空の中、最終ラウンド(R)が行われ、前週のメジャー、日本女子オープンでツアー通算2勝目を挙げた原英莉花(21)=日本通運=は首位と5打差の46位で出て、7バーディー、1ボギーで、この日のベストスコア66をマーク。通算2アンダーで5位に入り、メジャー優勝者としての意地を見せた。「目標は6アンダーでしたが、それをクリアできて良かった。何が良かったというより、目標に向けてコツコツとプレーできました」とうなずいた。
第2Rは中止となり、この日の最終Rは“裏街道”の10番からスタート。出だしでボギースタートも、11番でバーディーを奪い、すぐに取り戻した。17番では第2打をピンそば1メートルに寄せてバーディー。後半の8番パー5(485ヤード)では残り194ヤードから4番ユーティリティーでピン奥8メートルへ。イーグルパットこそ決めきれなかったが、楽々バーディーを奪って伸ばした。
9日の第1Rは風雨の悪条件下でカイロを貼ってプレーしたが、この日は青空の下、半袖のウェアを着用。「汗ばむのは久しぶり」と笑顔。「(前日まで)こんなに雨が降り続いたのにコースがすごくきれいで、ウキウキしたラウンドができました」と、早朝からコース整備にあたったスタッフに感謝した。
第2Rは台風接近に伴うコースコンディション不良で中止となった。原は前週優勝後、1日もオフがなかったといい「寝ます」と休養に充てた。また、会場近くの静岡・三島市の名物「うなぎ」を食べたといい「リフレッシュできました」と、この日の猛チャージにつなげた。